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回転量が増大するグリップ力が特徴
「andro RASANT GRIP」

ドイツの卓球メーカー「andro」から登場し、人気を博していた「RASANT」シリーズのラバー「RASANT GRIP」でしたが、2017年3月に突如、シリーズ全廃盤という衝撃的な出来事がありました その後登場した「RASANTER」は薄いシートが最大の特徴となっており、より引っ掛かりが体感できるラバーへと進化しています この「RASANT GRIP」は名前に「グリップ」が付いている通り、プラスチックボールでもものともしない強烈なグリップ力から来る、豊富な回転量が特徴のラバーとなっていました

  

全シリーズである「RASANT」はシンプルなパッケージでしたが「RASANT GRIP」シリーズではラバーをヒーロー化した(?)「RASANT MAN」が前面に出てきています パッケージデザインはハードスポンジバージョンである「RASANT POWER GRIP」と同じですが、こちらは黄色系の背景がベースとなっています

  

シートはプラスチックボール対応ラバーに多く見られるようになったマット系のサラッとしたシートです スポンジ硬度はトップ仕様のラバーとしてはやや硬度を抑えてあり「45°」となっています が、シートが硬い為とまでは行かないですが、打球感は硬めな印象を受けます ガチガチ  軽い打球ではシートが弾いてしまい、回転をかける前に飛び出すラバーですね ラバーの特徴でもある「グリップ力」を発揮するにはしっかりと振って、シートに食い込ませる必要があります

シートの引っかかり方が抜群に良いですが、この引っかかり方の影響で回転に対してシビアになっています 回転はかかるが影響も受けやすいですね また、意外なのは弾性面でこのクラスのラバーとしては際立った弾性ではないです 回転をかけて飛ばすタイプのラバーですね 弾道は直線が強めの弧線弾道で、あまり上に上がるタイプのラバーでは無い印象 ボールのグリップ力が際立っているので、所謂「持ち上げるボール」が打ちやすくなっていますが、大きな弧線を描くタイプではないです スピード性能よりもプラスチックボール時においても回転量のあるボールが作れるラバーです

RASANT GRIP系は人気が無かった訳ではないですが、重量とシートの硬さの影響、そして飛ばすにはパワーを必要とする点がネックです 回転性能の高さは確かなものですが、その回転を作る部分で難しさがありますね シートで弾き出さない様にインパクトに気を使う必要があります 対して新型の「RASANTER」これはシートがかなり薄くなっている影響で引っ掛かりの良さが際立っており、RASANT GRIP系程の硬さが無いので「回転のかけやすさ」という面ではRASANTERの方が際立っていますね RASANT GRIPは回転量を活かしたボールが打てますが、パワーヒッター向けのラバーに仕上がったいる印象です RASANTERも軟らかいスポンジ硬度ではない(47.5°)ですが、薄いシートの関係でかなり引っ掛けやすくなっている為、硬さが軽減された様な印象を受ける点が魅力のラバーとなっています 残念ながら廃盤となってしまいましたが、ラバーのウリである「グリップ力」 これはRASANTERで更に進化をしている印象でしたね

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