用具検証 「劉詩雯」 × 「ロゼナ」

中国女子代表の主力である「劉詩雯」選手の名を冠したZLF搭載ラケット「劉詩雯」とテナジーに採用されている事で知られる「スプリングスポンジ」を採用しながらもコストパフォーマンスに優れるテンションラバー「ロゼナ」の組合せを検証・数値化

数値について

最高を「10」とし、「0.5」刻みの20段階で掲載(補助剤を塗布した場合は表記します)

例として「打球感」の場合は「10」が「硬い」 「1」が「軟らかい」となります

ラージボールの場合は「ラージボール換算」となります

ここで検証したのは基本となる「打球感」「弾性」「球離れ・球持ち」です

技術に関しては個人差が大きい為、参考にしやすい基本的なことのみ掲載しています

最後に「個人的な使用感」は掲載いたします

打球感 4~4.5

インナーフォース系の特徴である「掴み」を特に体感しやすい「劉詩雯」にテナジーよりも僅かにソフトなスポンジ硬度(テナジー 36° ロゼナ 35° テナジーFX 32°)である「ロゼナ」との相性はラケットの特性とラバーの特性が共に大きく出ており、非常に軟らかい打球感となっています 軽い打球で食い込み、飛び出して行きます テナジーとは僅か「1°」の硬度違いがありますが、ロゼナの方が圧倒的に打球感がソフトで使いやすくなっています 回転かけやすさが際立った組み合わせですね

弾性 5.5~6

ロゼナの弾性は非常に良いですが、テナジーの様な使い辛さはなく、扱いやすさと威力のバランスが取られている弾性 といった印象 劉詩雯との組合せでは弾きは控えめで掴むので、弾性の割には安定性が非常に高い点が特徴です その為、ドライブ系の技術が非常にやりやすい反面、ハードヒット系の際に掴みの影響で飛ばしづらくなっています また、この影響で下がった際の飛距離がやや物足りないですね 中陣以上は距離が出しにくい組合せとなっています 弾道は強めの弧線ですが、極端に上にボールが上がる程ではないです

球持ち 4

ラケット・ラバーの影響が共に大きく、かなり球持ちが良い組み合わせとなってます 打球時の掴みが強いので、ボールを持って飛び出す という感覚が分かりやすいですね 掴み方が強いので好みの分かれる所ではありますが、食い込ませて回転をかける打ち方には適しています 弾き出す感覚は皆無といってもよい程です ラリーでの安定性と威力のバランスが取れる組合せとなってますね

総評 6.5

総じて使いやすい組合せではありますが打球感がかなりソフトで掴む点で好みが分かれる印象です 弾きや弾性を求める場合はインナーフォースであれば、ZLCの方が弾き・弾性共にアップさせる事が可能です ロゼナの食い込みに対してインナー系のZLFでは掴みすぎてしまいますね ソフトな打球感で安定性を最重視するならば という組み合わせです 回転のかけやすさはかなり際立っており、スピード性能も良好です 全てにおいて最高・最上を求めていくとテナジーになりますが、ロゼナの特徴としては万能性でしょうね テナジーと比較すると威力は流石に敵いませんが、食い込ませやすくなり使いやすさや回転のかけやすさを得ることが出来るラバーです 劉詩雯との組合せではドライブ主戦でラリーに強みを持つ組合せとなっています もう少し弾きの良さが欲しい所ではありましたね

アリ? ナシ ? 実験者感想

ロゼナのスペックは非常に万能ですが、ラバー自体がそれ程硬くない為、インナー系のZLF系では掴みすぎてしまう印象ですね 回転はかなりかけやすくなり安定しますが、非常に掴みが長く感じられるので、個人的には苦手な打球感でした もう少し打球感に硬さと弾きが欲しい所です 使うのであればインナー系ならZLC、又はカーボン系で硬すぎないものが良いですね ロゼナはスプリングスポンジを採用している割には軽量なので、総重量を抑えられる点はメリットでしたね て

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