用具検証 「アコースティックカーボン」
×「カールP2」 中

弦楽器製造シリーズとしては多数のトップ選手使用実績を誇る「アコースティック」に「FEカーボン」を外側に配したバージョン「アコースティックカーボン」と規格変更により「表ソフト」扱いとなった、中太の粒が特徴の「カールP-2」の組合せを検証・数値化

数値について

最高を「10」とし、「0.5」刻みの20段階で掲載(補助剤を塗布した場合は表記します)

例として「打球感」の場合は「10」が「硬い」 「1」が「軟らかい」となります

ラージボールの場合は「ラージボール換算」となります

ここで検証したのは基本となる「打球感」「弾性」「球離れ・球持ち」です

技術に関しては個人差が大きい為、参考にしやすい基本的なことのみ掲載しています

最後に「個人的な使用感」は掲載いたします

打球感 4.5~5

アウター系カーボンラケット+粒高ラバーという、あまり一般的ではない組み合わせですが、カールP2のスポンジ硬度「55±3」という割にそれ程硬さは無く、打ちやすい組み合わせですね ただし、スポンジ硬度は硬めですが粒自体はそれ程硬くなく、容易に倒れるタイプなので、弾くよりは押す打ち方の方が飛ばしやすいです 後述しますが、カーボンラケットらしい飛び方や弾道が特徴です

弾性 3

カールP2の厚さが「中」というのを考慮すると、弾性は良好ですね ラケットによる弾性の影響がかなり大きく出ている組合せとなっています これにより飛距離や弾道が「表ソフト」らしくなっていますね とはいえ、表ソフトのように弾くと粒が倒れてしまうので、基本的には「押す」打ち方で対処する必要があります スピード性能は粒高としてみるとかなり良い組み合わせですが、弾性が良く飛距離も出るので、守備的なプレースタイルでは「飛びすぎ」と感じてしまう部分は少なくないですね 粒の強みを活かして、レシーブやブロックでの攻撃力をアップさせる事ができる組み合わせです

球持ち 5.5

アコースティックカーボンの球離れの早さの影響は大きいですね 粒が倒れやすいので、ガチガチで当てただけで飛び出す様な事は無いですが、球離れは早めです 規格変更された「表ソフト」としてみると、際立った早さではないですが、粒高としてみるとかなり早い印象ですね これによりブロックやプッシュ、台上等で飛距離がでてしまい、安定性は減退しますね 粒高の様なラバー特有の変化でボールが急速に落ちる という様な事は無いです 現在のカテゴリーである「表ソフトらしさ」はこの組合せでは多少出ている印象です

総評 6

アウター系カーボンラケット+粒高ラバー(厳密には表ソフトですが)という、かなりニッチな組み合わせですが、相性は良好です 粒高扱いされていないですが、粒高に攻撃力を求める場合は変化幅を犠牲にしているものの、スピードがより出せる組合せとなっています 非テンション系としては良好な弾性ですね ラケットの影響で守備系の技術での操作性に難がでてしまいますが、攻撃とのバランスを考えると、これは仕方が無い部分ですね こまかな部分で気を使う印象です ボールが失速せずに伸びていくので、距離感の修正は必須ですね 弾性は良好ですが、ラバー自体にクセは無く使いやすいので、バランスの取れた組み合わせといえそうですね

アリ? ナシ ? 実験者感想

表ソフトらしく使うのであれば、こういった硬質で弾きの良いラケットを使う事で、それらしい飛び方や弾きをする組み合わせですね 個人的にはもう少し粒に硬さが欲しかったです 強く弾いた際に粒が容易に倒れてしまうので「弾く」ということが難しく感じましたね 粒高+厚さが「中」という事を考慮しても弾性は確保出来ているので、ここが気にならなければ という所です 表ソフトとして使うには厳しい部分がありますが「粒高よりの変化系表ソフト」として見る事は何とか可能 ですかねえ 「粒高に攻撃力が加わった組み合わせ」として見る方が自然ではありますけどね

その他の報告