用具検証 「アコースティックカーボン」 × 「rhyzm-P」

弦楽器製造シリーズとしては多数のトップ選手使用実績を誇る「アコースティック」に「FEカーボン」を外側に配したバージョン「アコースティックカーボン」と価格を抑えたシリーズとして登場したドイツテンションラバー「rhyzm」をベースに、プラスチックボール用ラバーとして調整した「rhyzm-P」の組合せ を検証・数値化

最高を「10」とし、「0.5」刻みの20段階で掲載(補助剤を塗布した場合は表記します)

例として「打球感」の場合は「10」が「硬い」 「1」が「軟らかい」となります

ラージボールの場合は「ラージボール換算」となります

ここで検証したのは基本となる「打球感」「弾性」「球離れ・球持ち」です

技術に関しては個人差が大きい為、参考にしやすい基本的なことのみ掲載しています

最後に「個人的な使用感」は掲載いたします

打球感 6

rhyzm-Pの硬度が「45.0°」とトップ仕様としてはややソフトな硬度ではありますが、アコースティックカーボンの弾きの影響で打球時の弾きの強さがある組合せとなっています 回転をかける際にラケットが弾きますが、響きは抑え目でカーボンラケットしてはガチガチし過ぎている打球感ではないです とはいえ、カーボンラケットらしい弾道や球離れが出てくるので、好みの分かれる打球感といった印象です

弾性 6.5

ラケット・ラバー共に弾性は優秀ですが、ラケットの影響が強く、直線的な弾道になる組合せですね ラバーの食い込みはあるものの、ラケットが弾き出してしまう印象です その為、回転をかけるにはやや難度が上がっています rhyzm-Pの良さである、掴みの良さや弧線弾道はこの組合せでは大きく変わり、直線的で低い弧線になる印象ですね 飛距離やスピード性能がアップしている反面、飛び出しが早く、扱いが難しくなります 安定性が減退し、攻撃力がアップしている組み合わせです

球持ち 6

ラケットの影響が大きく、ボールを掴む前に弾いてしまう為、球離れが早い組み合わせですね ボールが食い込んだ後の飛び出しが早くなります とはいえラバー自体は硬すぎないので食い込ませる事自体は難しくないですし、潰れて飛ばし辛い というにはないです ラケットの弾きが強い分、よりパワーヒッター向けになっている組み合わせです

総評 4

アコースティックカーボンの弾きの強さが飛距離やスピード性能の向上に大きく影響していますが、安定性を損ねている部分も少なくない為、より威力重視の組み合わせ といった印象ですかね rhyzm-Pの良さを犠牲にしている部分が大きいです rhyzm-Pとのバランスを考えると、インナータイプである「アコースティックカーボンインナー」の方がトータルバランスは良いですね とはいえ下がった位置からでも威力のあるボールが打てるのは魅力です カーボンとしては響きも少なく、ラバーの硬さもないので、対ドライブのラリーで威力を発揮する組合せと言えます アルナ選手の様なパワーヒッターには良い組み合わせですね 台上やサーブ等の細かな部分がネックとなってきます ドライブの威力を最重視し、少し下がった位置からラリーを展開していくプレースタイル向けの組み合わせですね

アリ? ナシ ? 実験者感想

トップ仕様としては扱いやすいラバーであるrhyzm-Pですが、アコースティックカーボンと組み合わせると、カーボンの方が強く出てしまうので、距離感が難しいですね 下がってドライブを打ち合うような展開に向いているラバーですが、よりそういったスタイル向けになります 前陣では距離感を合わせることに苦労しました 個人的にはインナータイプの方がトータルバランスは良いですね 威力は出ますが、プレーの領域を選ぶ組み合わせかな という印象でした