用具検証 「ライタン」×
「VICTAS VO>102」

メッシュ状のチタニウムを上板のすぐ下に配し、金属的な打球感が特徴の軽量特殊素材ラケット「ライタン」と回転・スピード・ナックルのバランスが非常に良く、高い性能を誇る表ソフトラバー「VO>102」の組合せを検証・数値化

数値について

最高を「10」とし、「0.5」刻みの20段階で掲載(補助剤を塗布した場合は表記します)

例として「打球感」の場合は「10」が「硬い」 「1」が「軟らかい」となります

ラージボールの場合は「ラージボール換算」となります

ここで検証したのは基本となる「打球感」「弾性」「球離れ・球持ち」です

技術に関しては個人差が大きい為、参考にしやすい基本的なことのみ掲載しています

最後に「個人的な使用感」は掲載いたします

打球感 7

如何にも「アウター系特殊素材」といった打球感が特徴のライタンですが、一般的な硬質な特殊素材系の硬さとは異なり、金属質な打球感ではあるものの、響きすぎる まではいかない印象ですね「硬い」とは少し違う打球感です 当然ながら打球音も高くなります 軟らかめのスポンジを搭載したVO>102の弾道が極めて直線的になり、優秀な回転性能がラケットによって阻害される程の球離れを獲得してしまう為、組合せが難しいラケットといった印象ですね

弾性 7.5

反発力に関しては申し分なく、スピード性能は非常に優秀な組合せとなってます 軽量で振りぬきやすいですね 弾性は際立っており、コンパクトなスイングで弾いてもシャープな弾道でスピードのあるボールが打てる組み合わせです 弾道は非常に直線的でスピードが出るので、前陣での連続強打に威力を発揮しますが、ラケットの特性である「打球感」や後述する「球離れ」の影響は極めて大きく、台上等の細かなところでの操作性に難ある印象ですね 直線的過ぎる為安定性を欠く組合せですが、スピードに関しては申し分ない組み合わせです

球持ち 8~8.5

ラケットの合板構成を見ると上板のすぐ下に特殊素材が配されており、その特殊素材が大きく打球感に作用しています これによって大幅に弾性は向上していますが、球離れを早くし過ぎてしまっているので、ラバー選びを難しくしてしまっています コントロールがかなり難しく、打つ前に飛び出してしまう球離れの早さが特徴です 特殊素材の個性が強すぎる為、VO>102の回転が活かしづらい組み合わせです

総評 3

スピード性能を獲得するにはかなり近道が出来る組合せではありますが、ライタンの特性があまりにも強すぎる為にVO>102の良さである「回転性能」を活かす事が難しくなってしまっている印象です 球離れの早さが際立っており、扱いづらさもネックとなっていますね 直線的な弾道と飛距離の関係で前陣でのコントロールは特に難儀します 良い点としてはかなり軽量である為、力を必要とせずにスピードが出せるのは魅力です コンパクトなスイングで連打が出来、スピードボールを軽快に打ち込んでいける組合せとなっています が、かなり金属的な打球感と球離れの早さが台上やブロック・サーブ等、多くの部分で難しさを感じさせる組合せとなってしまっており、バランスが悪い組み合わせ といった印象でしたね ライタンに合わせる場合はラバーの弾性を落とす または更にソフトなスポンジにする といった対策が必要です

アリ? ナシ ? 実験者感想

非常に良く弾むので「弾性不足」の解消はすぐに成立するんですが、打球感がどうしても合わなかったですね ガチガチで響くような打球感ではないんですが、金属的で当てるだけでカーンと飛んでいく打球感は苦手でした 細かな部分での調整が難しく、サーブ・台上・ブロックが特に距離感が合わずに苦労しましたね あとはドライブが直線的に出すぎてしまうのも悩みの種でした 安定性を排除し、スピードを追及するのであれば・・・ですかね 今回の組合せでは扱いが難しかったですね

その他の報告