用具検証
「ワラック」×「R6」2.0

7枚合板でありながら「5.1mm」という、非常に薄い板厚が特徴の「ワラック」とシート・スポンジ共にソフトで使い易さが特徴のドイツ製テンション裏ソフトラバー「R6」の組合せを検証・数値化

 

打球感 4

ラバーの硬度が「37.5°」とドイツテンション系としては非情にソフトなスポンジ硬度のラバーに上板がウォールナッツ材の影響で僅かに硬さがあるものの、トータルではそれ程の硬さはないワラックの打球感と合わせた場合、僅かにワラックの弾く部分がありながらも全体的には軟らかい打球感となります ワラックは板厚が薄いですが、一般的な「しなる」タイプのラケットとは違い、弾きがある点が特徴なので、ソフトなタイプのラバーとも合わせる事が可能ですね 打球時に良く掴んでから飛んでいくため、コントロールのしやすい組合せとなってますね

弾性 4

「2.0」という厚さと「5.1mm」という板厚を考慮してもかなり弾性は確保できている組み合わせですね ラバーのスペックがドイツテンション系としてはトップ仕様ではなく、使い易さ重視の物なので、際立ったスペックではないですが、軽い打球でも容易に食い込ませる事が可能で、打ちやすいラバーです 僅かに弾くワラックの影響もあって、掴みすぎて飛ばし辛い というのはないですね これによりハーフボレー等がやりやすくなっています ラバーのスペック上、スピードボールで打ちぬく・回転量で押す というのは難しいですが、前陣で打点を早くしたい場合等にはこういったソフトな用具で弾けるのは大きいです

球持ち 3.5

ラバーが非常に軟らかい事に加えてラケットの硬さが上板の関係で僅かにあるものの、トータルでは板厚が薄く、球持ちの良いタイプですから球持ちはかなり良い印象の組合せとなってます 軽い打球で容易に食い込んでくれる為、力を必要とせずに打球する事が可能です ラバーのスペックが使い易さを重視しているタイプなので、ドライブの打ち易さはなかなか良いですね

総評 4

組合せとしては軟らかめのラバーに薄めのラケットでありながら、弾ける点が大きいですね その為、ドライブや弾く打ち方両方がそつなく行える組合せとなってます ラバーのスペックが厳しいですが「ステップアップ用」と割り切ってしまう方が無難ですね ただ、ラバーのコストパフォーマンスが非常に悪いので(現在は廃盤)選択肢には入り辛い印象です また、板厚が薄いながらも「弾き」を獲得できているワラックは代替が利きにくいスペックを有しています 最大の特徴は7枚合板でありながら「5.1mm」という、驚異的な薄さと軽量さ そして「薄い=しなる」が一般的ですが、上板を硬くしていることで弾く事が可能になっているので、ここがこのラケットの特徴的な所ですね 組み合わせのバランスとしては悪くないです ラバーの代替は多数ある為「R6」に関してはコスト・スペックの面で比較が難しいですね

アリ? ナシ ? 実験者感想

食い込ませやすい事等「回転をかけている感覚」はあるんですが、やはり回転量が厳しい・・・ 弾性に関しては板厚が薄い木材合板×軟らかめドイツテンション(アツ相当)としてはまずまず弾む組み合わせでした 既にアディダスが市場から撤退している(日本では2017年12月末日まで使用可能)為、購入する事は難しくなっています 打っていて気持ちは良いですけどね 性能的にはかなり厳しいなあ という印象でした 面白いのはワラックで「この薄さで7枚合板?」といいたくなる薄さに驚きます 更にウォールナッツの影響で、掴みの中に弾きをプラスしている点が大きいですね ラケットの価格が高額なのがネックですが、他にはないスペックが最大の特徴です