用具検証 「リベルタシナジー」 × 「テンキョク3-60」 37度

高強力ポリエチレンである「イザナス」にカーボンを合わせた特殊素材「イザナスカーボン」を内側に配したラケット「リベルタシナジー」とプラスチックボール対応済みの新スポンジ「60号スポンジ」を採用した「テンキョク3-60」の組合せを検証・数値化

 

打球感 4.5

イザナスカーボンの特性としては「軟らかい」「掴む」「響きが非常に少ない」といった所が主な特徴です ここに気泡が粗く「37度」という、紅双喜の粘着系のラバーとしては軟らかい硬度のテンキョク3-60を合わせている為、粘着ラバー×特殊素材系ラケットでありながら、非常にソフトな打球感を可能にしている組み合わせですね ハードヒットした際にイザナスカーボンの「カーボン」部分が顔を覗かせ、素材らしい打球感が出てきますが、響きや弾きは抑えられています 一般的にカーボン系特殊素材×粘着ラバーの組み合わせは打球感が硬くなりすぎる事で敬遠されるケースが多いですが、この組合わせではそういった部分が皆無といってよい印象でしたね

弾性 6

テンキョク3-60は従来型のスポンジと比較すると食い込みと弾性がアップしている印象です 軽く食い込んで飛ばせるようになっていますね ラケットの弾性も優秀なので、已打底を採用していない粘着ラバーとしては非常に良好な弾性を確保できている組合せとなっています また、従来型のテンキョクと比較して弾道が弧線を描きやすくなっており「テンキョクらしさ」は減退しています かなり弧線を描くようになっているので、従来型のテンキョクの様な弾道は作りづらくなってますね これはスポンジの影響なので仕方が無い部分です とはいえスピードに関しては非常に優秀な組合せと言えますね

球持ち 4.5~5

ラバーのスポンジ特性や硬度 ラケットの特性が「掴む」タイプですが、粘着ラバーと特殊素材としてはかなり球持ちが良い印象です その為、粘着ラバー×カーボン系特殊素材ラケットとしてはかなり球持ちが良い組合せとなってますね ドライブを打つ際にグッと掴んで回転をかける事が可能になっています

総評 8.5

主流になってきている「粘着ラバー×インナー系特殊素材」という組み合わせですが、インナー系であっても「カーボン」を採用しているラケットとの組み合わせは総じて打球感が硬めである傾向にありましたが、今回の組合せでは非常に硬さを感じさせずに弾性アップを可能にしている印象でした 特にテンキョク3-60の60号スポンジが同社のラバーとしては大幅にスポンジの硬さが無くなり、球持ちが良くなっている点も大きいですね 非常に掴みが良くなっています ここに軟らかさと球持ちが良い特性を持つリベルタシナジーを組み合わせる事で、一般的な特殊素材×粘着ラバーとは一線を画す使い易さと男性アップを可能にしている印象でした 粘着ラバーとしては軽量に仕上がっている為、総重量を抑えられている点も非常に良かったですね 球質が「粘着らしさ・テンキョクらしさ」が減っていますが、使い易さと弧線の関係で、安定性に威力をプラスした組合せとなってますね 非常にバランスが良い組合せです

アリ? ナシ ? 実験者感想

「テンキョク」と言われると「テンキョクらしい弾道」ではないんですが、特殊素材×粘着ラバーの組合せとしては非常にアリな組み合わせですね クセ球が欲しい所ですが、粘着系の泣き所である「弾性不足」を十分補えている組み合わせでした イザナスカーボンの「カーボン」の部分がハードヒット時の時に出てきますが、響いて打球感に影響する事が皆無なので、粘着ラバー×特殊素材の中では抜群に使いやすいですね イザナスカーボンは粘着系との相性は良好な印象を受けました ラケットも軽量ですし、総重量が抑えられるのは大きいですね