用具検証 「EBENHOLZ NCT Ⅶ」 × 「スペクトルレッド」 厚

黒檀を使用したスウェーデン製ラケット「EBENHOLZ NCT Ⅶ」とスピード系表ソフトを代表する一枚である「スペクトル」にややソフトなスポンジを採用したソフトスポンジバージョンのスピード系テンション表として登場した「スペクトルレッド」の組合せを検証・数値化

 

打球感 6

ハードウッド系のラケットは打球感は硬めですが、強い打球時にボールを掴むという特性があるので、軟らかめの表ソフトを使用した時に弾きづらさが出てしまいますが、スペクトルレッドの場合はソフトスポンジバージョンとはいえ、ドイツ系や他社の日本製テンションと比較すると硬めなので、弾きやすさは多少アップします この組合せではやや硬さはあるものの、強い打球時の特性が出つつも軟らかめのラバーと比較すると弾きやすさはスペクトルレッドの組合せですね ラバーが食い込みすぎず、程よい弾きがハードウッドで使用した場合でも、バランスが取れた打球感となってます

弾性 5.5~6

「厚」という事を考慮すると、弾性は良好な印象です フォア・バックどちらで使用した場合でもコントロールしやすく、程よい弾きの良さとスペクトルのシャープな弾道を損ねない組合せとなってますね 直線的な弾道はスペクトル系の特徴ですが、後述する「球離れ」が早過ぎず、厚なのでボールを収めやすくなってます 強い打球を打った際の掴みが好みの分かれる所ですが、攻守のバランスや操作性が上手くまとまっている組合せですね

球持ち 5~5.5

ハードウッドの特徴でもある「掴み」の影響で硬い打球感ながらボールを掴む為、表ソフトの組合せは難しいラケットですが、表ソフト全体としてみると硬いスポンジの中国表を除くと「硬め」の方であるスペクトルレッドは打球時の食い込みが少ないので、弾きやすくなっています が、この手のラバーとはいえ打球時にボールを持つので、好みの分かれる球離れですね 硬さがありながら、ボールを持つ この特性がなかなか曲者です ブロック系や台上でのレシーブ等の安定性は高く、強打時に掴みの関係で弾き辛さがある という所ですね とはいえスペクトルレッドの硬さと球離れがドイツテンション系の様なタイプと比較すると、この組み合わせの方が球持ちが良くなり過ぎないですね

総評 5.5~6

ハードウッド系×表ソフトの組合せは打球時のラケットの特性が出ているので合わせ辛い事が多いですが、スポンジに多少の硬さがあるスペクトルレッドとの組合せは弾きやすくなっている点で合わせ易さがあります 更に硬さや弾きを出す場合はハードウッドでも「ローズウッド」の方へ変更 又はスペクトルブルーですね 回転はスペクトルレッドの方がかけやすいので「表らしさ」の打球感・球離れを求めるか、多少ソフトで弾き辛さがあっても「トータルバランス」を取るか という所が悩み所ですね 弾性に関しては厚でも良好です 求めるものによって変わってきますが、ハードウッドとの相性はまずまず といった印象ですね

アリ? ナシ ? 実験者感想

エバンホルツは本当に不思議で、あれだけ硬さがあるラケットにもかかわらず、打球時に掴みがあるんですよね なので表ソフトでの使用は個人的には弾き辛さが印象に残っていた為苦手でしたが、この組合せであれば、程よい硬さで弾き易さもまずまずありますね 個人的にはもう少し硬くても良いです 総評でも書きましたが硬さと弾きがもう少し欲しいので、自分なら「ローズウッドNCT V」で試しますね エバンホルツは7枚版であの硬さなので、ローズウッドの7枚版では硬くなり過ぎそうですから、5枚なら丁度良さそうです(7枚は入手の難しさもありますし)