用具検証 「スワットスピード」 × 「OMEGA V TOUR DF」

ハイコストパフォーマンスを誇る7枚合板「スワット」シリーズのスピードアップ版「スワットスピード」と、プラスチックボール対応版として新しい技術「DYNAMIC FRICTION」をトップシートに採用した「OMEGA V TOUR DF」の組合せ を検証・数値化

 

打球感 4.5~5

シートの変更が劇的な変化をもたらしており、打球感が大幅にマイルドになっているラバーなので、従来型の「OMEGA V TOUR」と比較すると、格段に軟らかくなった印象ですね スポンジの硬さは同じ「47.5°」ですが、シートがそれ程強い力でなくてもボールを掴みます 軽い力でボールを掴める様になっている為、シートに食い込ませる感覚が分かりやすくなってますね ここに板厚が薄く、反発力や硬質さを抑えている「スワットスピード」との組合せは通常版から大きく変わり、少し軟らかめの打球感となります 通常版の様な難しさは抑えられていますね

弾性 6

通常版程の特徴的な弾道や圧倒する球威はDF版では失われていますが、回転のかけ易さと高い弧線弾道が非常に高い安定性を有するラバーへと変わっています 「OMEGA」の系統としても弧線は特に出るタイプのラバーですね スワットスピードとの相性は良好ですが、グリップ力の強さやラケットのスペックから、ドライブ重視の組合せとなってます ハードヒット系がDF版ではシートで掴みすぎてしまい、前に飛ばし辛くなっていますね 弾性と回転性能のバランスが取れた組合せとなってます

球持ち 4.5~5

スポンジは硬いですが、シートが非常にソフトになった影響は大きく、通常版の様に強い力でシートに食い込ませる事は必要なくなりました ラケットも7枚合板ながら板厚が薄く、硬すぎないタイプのラケットなので、組み合わせとしては比較的球持ちの良い組合せとなってます 通常版と比較すると更に上に上がる様になっているため、前に飛ばし辛くはなっていますが、軽い力で強い回転をかけやすくなっている点はDF版の利点ですね

総評 6

ドライブを主とするプレースタイルにおいては安定性を重視しつつも、威力を可能な限りキープしている組合せですね 万人受けするタイプの組合せとなってます 回転がかなりかけやすくなったラバーと弾みすぎない7枚合板の相性は良好ですが、ハードヒッター仕様のラバーから大きく変わってしまっているので、名前は同じ「OMEGA V TOUR」ですが、別物ですね 特にハードヒットした際にシートが掴みすぎてしまい、前に飛ばしづらくなっています 変わりにドライブのやり易さは圧倒的に向上しています 球威を落とし、安定性で勝負するタイプの組合せです 威力面に関してはもう少し欲しい所ですが、トータルバランスは良い組合せといえますね

アリ? ナシ ? 実験者感想

グリップ力が抜群で回転も通常版からするとかなりかけやすくはなっているんですが「オメガらしさ」がなくなっている所がやはり残念な部分です ただDF版は圧倒的に回転のかけ易さはアップしています ですがこれは「オメガ?」といいたくなるスペックにまで変わってしまっているので、オメガ系の強みである「直線的な弾道」「ハードヒッター仕様」というラバーでは無いです オメガVツアーは日本ではDF版のみとなっているので、威力を追求するなら「オメガVアジア」「オメガVプロ」等を選ぶ事になりますね ラケットが前面に出てくるタイプではないので、ラバーが合わせやすく、この組合せもドライブが非常に打ちやすかったのは良かったですが、かなり上に上がるので、驚きますね 個人的にはもう少し弾きがあっても良い打球感や球離れでした