用具検証
「BATTLEⅡ 省」 38度 × 「TIMO BOLL ALC」

スピード重視の粘着ラバー「バトルⅡ」に採用されている「已打底」を内蔵タイプに変更・スペックが引き上げられた省グレードバージョンとティモボル選手はじめ多数のトップ選手の使用実績のある、アリレートカーボン搭載ラケット「ティモボルALC」組み合わせを検証・数値化

 

打球感 5.5~6

粘着ラバーとしては程良い硬さの硬度(フレンドシップ表記の38度は紅双喜と比較するとかなり軟らかい)にアリレートカーボンの組合せは紅双喜の代表的な粘着ラバー「キョウヒョウ」と比較すると非常に扱いやすい組合せとなってますね 比較として同じ省グレードである「省狂(NEO含)」と比較していくと、打球感の硬さは省狂系の方が目立つ硬さとなってます 対してこのBATTLEⅡ省グレードの方は打球時に粘着系としては軽い食い込みがあり、飛ばしてくれるタイプのラバーなので、粘着ラバーとしては打球時に「硬い・飛ばしづらい」というのはかなり少ないですね フレンドシップの裏ソフトの系統は概ねこの様なラバーが多いので、フレンドシップらしさにラバーのスペックが付いてきた印象です アリレートカーボンとの相性は非常に良く、特殊素材とのバランスが際立って良いです 打球感自体はやや硬めですが、粘着ラバー + 特殊素材の組み合わせとしてはそれ程硬くない打球感ですね

弾性 6~6.5

TUTTLEの裏ソフト「国套」等にも採用されていた「内蔵タイプ」の已打底ですが、効果はかなり大きく、持続時間も非常に延びている点が特徴です なので、NEOキョウヒョウ等で採用されているタイプの已打底と比較して弾性の維持が出来るのは大きいです 更にラケットに塗布面が振れない事等も良い点として挙げられますね 已打底の改良によって得られるメリットは多いです ラバーの重量が已打底なので軽いラバーでは無いですが、ラバー自体の弾性や初速の速さ、直線気味の弾道で粘着系としてはスピードの出しやすいラバーとなっています 飛距離もある為、多少下がった位置からでも打っていける組合せですね アリレートカーボンの弾みとのバランスが非常に良い組合せです

球持ち 5.5~6

弾性が強めで若干球離れの早いタイプのラバーですが、硬度の関係で少しだけ打球時にボールを持つ印象ですね アリレートカーボンの弾きが球持ちを阻害する様な事は無いです 打球時の響きも少ない印象ですね 粘着系 × アリレートカーボンの中ではどちらの特徴も出すぎる組合せではなく、バランスが取れています

総評 8.5

ラバーのスペックとラケットのスペック 双方共に非常に優秀ですが、その用具の良さを更に引き出せる組合せですね 粘着ラバーのクセが少なめで弾性のあるラバーにバランスの良い特殊素材系のラケットとの相性は抜群です ただラバーの重量がある事や粘着系としてはスピード重視のスペックの為、粘着系の核である「弧線弾道・回転性能」を重視する組合せではないですね ラバーの質が非常に良いので安定したボールが打てるのはフレンドシップラバーの省グレードに相当するラバーの優れている点ですね BATTLEⅡは先に登場している「729-08ES 省」と比較すると更に回転性能が上がっているので、スピード重視ですが回転量も上がっています 回転量や弧線弾道・クセに関しては省狂系と比較すると一歩譲りますが、安定したスピード+回転であれば、この組合せですね ネックとなってくるのは已打底からくる総重量ですねえ これは弾性アップの為の代償でもあるので仕方が無いですね 組み合わせとしては非常に良いので、粘着系のラバーと組み合わせる時に「スピードや使い易さであれば、BATTLEⅡ 回転やクセ球ならキョウヒョウ ですね

アリ? ナシ ? 実験者感想

個人的にはお勧めですね この組合せ 粘着の良さとテンションの良さを合わせた様な打球感や弾性をしています キョウヒョウ系は自力で飛ばすパワーが必要ですが、BATTLEⅡはキョウヒョウ程のパワーでなくても、ラバーがある程度飛んでくれます 回転量はキョウヒョウですね BATTLEⅡはスピードタイプの粘着としては回転はかかるタイプです なのでスペック的には性質が違いますが、グレードが「省用」で「粘着」更に大手メーカーという事で比較対象としています