用具検証
「J・SPEED90」 丸型 × 「AIROC ASTRO S」

加工単板の反転式バージョンとしては最高峰に位置する「J・SPEED90」(J・スピード90反転式)の丸型板とグリップ力が最大の特徴である「AIROC」のトップシートを改良し、反発力を高めたバージョン「AIROC ASTRO」のソフトスポンジ版「AIROC ASTRO S(エアロックアストロ S)」の組合せを検証・数値化

 

打球感 4

AIROC ASTRO Sはスポンジは通常のものと同じですが、トップシートが硬めに変更されているので、通常版と比較すると打球感がややハードになっています 硬質なラケットではソフトスポンジを採用したラバーとしては弾きの強さと硬さが出る組み合わせでしたが、単版となるとAIROCの特徴である「掴み」が活かされる組み合わせとなりますね 軽い打球では硬めのシートが弾き出し、強く振るとしっかりと掴んでからボールが飛び出す どちらの技術もやりやすくなる組み合わせとなってます ラケットのフィーリングがソフトな事もあって「掴んで飛ばす」という打球感がわかりやすいですね 弾道は通常版と比較してやや直線的な球質になっていますが、この組み合わせではかなり掴みやすくなっている為、AIROCらしい弧線が出しやすくなっています

弾性 6

ラケットの弾性は「加工単版」という、通常の単版とは違うカテゴリーのものですし、ダーカーの「スピード90」というシリーズは同社のトップ仕様モデルでもありますから、AIROC ASTRO Sの弾みとのバランスはかなり良い印象を受けます AIROC ASTRO 系の特徴が安定感のあるラバーのスピードアップ版なので、際立ったスピード性能や取りづらい弾道を有している訳ではないですが、AIROC系の特徴である「グリップ力」を活かした打球にスピードが上乗せされています

球持ち 4

「ホールド系テンション」と銘打たれたラバーと加工単版最高峰の組み合わせではかなり球もちが良くなっている印象です 軽い打球ではAIROC ASTRO のシートが弾いてくれるので、それ程掴みはないですが、中~強打の際にはグッと食い込ませる事が容易になっているので、ドライブが打ちやすくなっています 強い打球を受けた時に掴みすぎる傾向ですが、通常版と比較すると弾き出しは良いですね

総評 6.5

安定性を高めつつも攻撃性を可能な限り失わない組み合わせ といった印象です ずば抜けたスペックを持つラバーではないですが、ソフトスポンジタイプとしては攻撃力が高く、スピード・回転のバランスが良い所が最大の強みですね 飛距離が不足気味な感は否めないですが、弾性不足を感じることは無いです ラケットの軟らかさと弾性がプラスされている組み合わせですね 球持ちがかなりよいので、打球感を調整する場合はAIROC ASTRO Mの方にした方が良いですね  ラバーが軽量なので総重量を軽く出来る点もグッドです 使いやすさの中で攻撃力をアップさせることが出来る、良い組み合わせですね

アリ? ナシ ? 実験者感想

通常のものよりは弾くようになり飛ばしやすくなっているんですが、個人的にはもう少し硬い方が良かったですね 打球感が少しソフトすぎる印象でした このラバーを使用するのであれば、少し硬いラケットにします シートの弾きが良いので、弾き重視のラケットだとラバーの個性が弧線と安定性なので、ラバーのバランスを損ねる恐れがありますが、軟らかいタイプのラバーとしては攻撃力が高いところが魅力でもあるので、ラケットのバランスで選びたいですね