用具検証 「729-08 PRO」 45度 × 「YANAGI5ロータリー」 角丸型

フレンドシップ社の粘着ラバー「729-08」の省仕様バージョンで「ブルースポンジ」が最大の特徴である「729-08PRO」と総柳5合板で板厚が厚め反転式ラケット「ヤナギ5ロータリー」の組合せを検証・数値化

 

打球感 5.5

中国メーカーの粘着ラバーとしては程よい食い込みと弾みで使いやすいタイプのラバーが多いですが、729-08PROの省グレード相当のラバーということで同社のスポンジとしては硬めで弾く印象のラバーです(45度) 中国ラバー特有のガチガチな打球感ではないですが、同社のラバーとしては使いやすさよりも威力重視ですね 食い込みは少ないです ヤナギ5ロータリーは総柳5枚合板ですが、柳材特有の響いて低反発 という特性は比較的少ないので、打球感のバランスは比較的良いですね 少し硬さを感じる打球感という印象です ラバーがハードに仕上げられていますが、ラケットの特性でバランスが取られている組み合わせですね

弾性 4.5

ラバーの方は比較的球離れが早めで初速は出る印象です ラケットも同様に総柳5枚合板としては弾みがあるので、弾性に関しては想定以上ですね とはいえ、ラケットの方は攻撃用と比較すると弾性は抑えてあるので、あくまで「粘着テンションとあわせた割には弾む」といった印象の組み合わせですね 使いやすい組み合わせではあります が、やはり細かな所で「もう少し飛んで欲しい」という点は少なくないですね ブロック等では安定性が高くなりますが、下がると飛距離は厳しいです ですがこれはスペック上仕方が無いですね 粘着系(テンションではありますが) + 総柳5枚合板 という組み合わせとしては弾む方の組み合わせです

球持ち 5

柳系のラケットの特徴としては「吸収する」という特性が多いですが、ヤナギ5ロータリーに関してはそこまでボールを抑え込む様な低弾性 という印象は無いですね 当然弾性は控えめでブロックや台上でのレシーブ等できれいに止まってくれるんですが、強い打球を打つ際に材質の特徴が出過ぎてしまい、飛ばす事が難しい というのはそれ程無いので、ここがラケットの特徴ですかね 加工をして反発をあげたとかそういうものが無い総柳5枚合板のラケットとしては弾きも悪くない印象でしたね 硬めでやや球離れの良い粘着テンションラバーと合わせると少し弾いてしまう印象ですが、振った時にはしっかりとボールを捉えてこする事が可能なので、気持ち球離れが早い程度 ですかね

総評 6.5

ラケットの特性とラバーの特性を考慮すると意外性が結構ある組み合わせでした ラバーは意外にも球離れが早く、ラケットも意外にも弾むので、当初はスピード重視で回転のかけづらさも多少感じましたね ラバーがある程度馴染んでくると、使いやすくなる組み合わせです が、フレンドシップ系のラバーとしてはハードで球離れが早めに仕上げられているので、この特性で好みが分かれますね 已打底でもう少しソフトになった方が万人受けするラバーかな という印象ですが、已打底を採用する事により弾性の劣化スピードが早くなるよりは、耐久性の高さや粘着の質感や弾みの均一性は中国ラバーでは屈指でベースのスペックが高いラバーですから、こちらの方が使い勝手は良いですね 守備的なプレースタイル向けのラケットと組み合わせた割には飛びが良かったのは驚きでした 相性としては悪くない組み合わせですね

アリ? ナシ ? 実験者感想

個人的には条件付で「アリ」ですかね ラバーが意外と球離れが早いので、慣れるのに苦労しました ラケットに関しても意外と飛ぶので、総柳5枚合板のラケットとしてはちょっとびっくりでしたね ダーカーの「リアルヒット加工」を施した「スプライン」シリーズは加工が施されているので、打球感や弾性等に何かしらの効果があるのは理解できるんですが、ヤナギ5ロータリーはそういったタイプではないので、かなり意外でしたね 「もう少し飛んで欲しい」と感じる部分は細かい所であったりしますが、構成している木材の性質が「吸収」とか「低弾性」なので、柳の特性がありながら弾性も悪くない というラケットですね