用具検証 「福原愛PRO・ZLF」 × 「ファスターク P-1」

前陣速攻スタイル向けのZLF搭載ラケット「福原愛PRO・ZLF」と抜群のスピード性能と弧線弾道が特徴的なテンションラバー「ファスターク」シ リーズから、プラスチックボール対応として登場した、グリップ力が最大の特徴である「ファスターク P-1」の組合せを検証・数値化

 

打球感 3.5~4

ファスタークP-1の硬度はG-1と同じ「37.5°」となっていますが、打球感はG-1と比較すると大きくソフトです 食い込みが強く、シートがボールを掴むので、ファスタークシリーズではありますが、ラバーの特徴は大きく異なってますね このラバーにソフトな打球感の福原愛PRO・ZLFを合わせると非常にソフトな打球感となります ボールの掴みが強い為、前陣速攻の様なプレースタイルには不向きですね 打球するだけでグリップする様なラバーで、ハードヒット系には適さないラバーですね 強制的にグリップさせる様なラバー といった印象です ハードヒット系には向かないですが、ドライブの安定性はずば抜けていますね ボールタッチを重視したドライブ中心のプレースタイル向け といった組み合わせです

弾性 6~6.5

G-1の様に少し弾きがありながら前に飛ぶタイプのラバーではなく、グリップ力の強さと弧線弾道が特徴のラバーなので、球質が全く異なります 弾性はG-1とやや控え目~同程度ですが、安定性に関してはP-1の方が上ですね 弾道にG-1程の特徴は無いですが、主流の回転系テンションらしい弧線弾道が特徴となってます スピード性能はドイツ系テンション × インナー系特殊素材ラケットの組み合わせとしては突出した組み合わせではないですが、十分なスピード性能は有していますね ラケットの弾性は高いですが、打球感がソフトでラバーのグリップ力が打球時にグイッと掴むので、 弾みを十分確保しながら、回転のかけやすさと回転量も確保できている組み合わせです

球持ち 3.5~4

これは非常に軟らかく感じますね 打球毎にラバーがグッグッと掴んでいるので、球持ちが非常に良い印象です グリップしてから離れるまでの時間が長いですね ラケットのフィーリングも軟らかく、弾性はある物の特殊素材系の硬質な打球感で球離れは早くないですね 回転のかけやすさやブロック等の安定性は非常に高い組み合わせとなってます

総評 5.5~6

打球感がソフトで安定する組み合わせですが、P-1が他のファスタークシリーズとは全く異なる特性を持っているので、ラバーの特性で好みが分かれますね 特にスマッシュやハーフボレー等「弾く」技術にやりづらさがある印象です ボールを必要以上に掴む感じのあるグリップ力が特徴なので、G-1とは全く打球感や回転のかけ方が変わってきます P-1はプラスチックボールでも確かに食い込ませる事が容易でグリップ力が最大の特徴ですが、どう打っても「グリップしてしまう」という様なラバーなので、シーンに合わせて打ち方を変えることが難しいラバーとなってます G-1の方がシートが硬く、強い打球でも食い込みすぎに弾き出してくれますね P-1は安定性+回転重視です 後は弾道ですね G-1の方がやや直線的で特徴のある弾道ですが、P-1は弧線弾道が出しやすく、大きな弧線が特徴です P-1の方がトータルではクセが少ないですが「ファスタークらしさ」が失われてしまっている印象ですね 福原愛PRO・ZLFで使用すると打球感はかなりソフトになるので、ドライブの安定性は非常に高くなる組合せではありますね

アリ? ナシ ? 実験者感想

個人的にはこれは「うーん」ですかね バック用なら良いですが、弾きづらい点がネックです かなり弧線弾道で安定性は高いですが、打球感も好みでは無かったですね フォアでは軟らかすぎました 後は総評でも書いてますが「ファスタークらしさ」これがP-1では無くなっているのが・・・ コストも安価ではないので、G-1の様な打球感・球質にグリップ力が更にアップ という様なラバーなら良かったんですけどね ファスタークの特徴が消えてしまったのは残念です このラバーを使うならもう少し硬く・弾きが良いラケットの方が打球感と弾道のバランスは取れますね ファスタークの球質で使いやすさなら、シートが「G-1」のC-1を使った方が良いですね