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使いやすいスピード系テンション
「XIOM ZETA ASIA」 

韓国発の卓球メーカー「XIOM」が日本参入初期頃にラインナップしていた、スピード系テンション「ZETA」から、ハードスポンジ版である「ASIA」です 現在も人気のシリーズとなっているOMEGAやVEGAと同様に「ASIA」「EURO」スポンジが存在しています

ゼータアジア (2)  ゼータアジア (4)

パッケージは明るい赤形の背景に銀で「Z」の文字が特徴的です 同社のパッケージはラバーの頭文字やギリシャ文字(Ω)をパッケージの真正面に持ってくるデザインですね シンプルで目立ち、分かりやすいパッケージです ラバーが若干小さいので、カット用等のブレードが大きいラケットに貼る場合は注意が必要ですね

ゼータアジア (3)  ゼータアジア (1)

ラバーはドイツ製ですが、同社のVEGAとは明らかにシートの質感が違いますね 初期のOMEGAに近い(Ⅱ~Ⅲ)印象です 赤の色合いが薄く、シートが張り詰めている印象を受けます 粒形状がはっきりと見える明るさのシートですね 縦目の粒で、少し大きめです スポンジも同様に初期のOMEGAと似ていますね クリーム系で気泡ではないスポンジです 質感は初期のOMEGAと共通している部分がかなり多いです

スポンジ硬度はASIAは「47.5°」とこれは共通の様です ですが打球感はそれ程硬くない印象ですね 後期のOMEGA(Ⅳ~Ⅴ)の様な重量感はZETAには無いです 弾道は直線的で球離れもやや早めです 典型的なスピード系テンションの特徴を備えていますが、同時期のOMEGAをマイルドにして、使いやすくしたラバーとなっています なので回転がかけやすいタイプのラバーではないですが、この時期のOMEGA特有のスピード偏重で回転を完全に置き去りにした様なスペックではなく、多少ですが回転がかけやすくはなっています ただラバーのスペック上、スピード寄りなので回転性能は高いものではないですね

トップ仕様のスピード系テンション というよりはミドルスペックとハイスペックの中間に位置するスピード系テンション といった印象ですね スピード系テンションとしては細かな技術がやりやすいタイプです 前述していますが同時期のOMEGAと似ているラバーで、このラバーを若干スペックダウンして使いやすくした印象ですね 弾性は良好ですが、OMEGA程の飛び方をしない為、スピードボールをコントロールできるラバーです 回転性能は厳しいので、やはりこのラバーもスピード重視ですね 打球感がやや硬めなので、ハードヒッター向けのラバーです ラバーのスペックに対して、日本市場でラインナップされていた時の価格は割高な印象 それ程寿命も長いタイプではない(世代的には前世代なので仕方が無い部分もありますが)ですね

プラスチックボール後も変わらず人気を誇っているVEGA程度の実売価格であれば、スピード系テンションラバーは少ないので、違いが出せていたかもしれませんね プラスチックボール時では回転は更にかけづらいですが、打球感やスピードに関してはまずまず良いです とはいえ、OMEGAやVEGAと比較すると、「うーん」な感じは否めないラバーです まあこれは「SIGMA」にも言える事ですが・・・ ただSIGMAの方がシートやカーボスポンジ さらには価格の面でも選択肢には入りますね

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