用具検証「TAICHI SOFT」 已打底 × 「張継科」

通常TAICHI SOFTからスポンジの変更と已打底を搭載した特注仕様の「TAICHI SOFT」とアリレートカーボンを搭載した選手モデル「張継科」の組合せを検証・数値化

 

打球感 3.5

特殊素材+粘着ラバーの組合せですが、スポンジ及びシートが柔らかいTAICHIソフトの特性に加えて「已打底」の効果が大きく影響し、ラバーが非常にソフトになります アリレートカーボンを使用しているラケットですが、ラケットの「響き」や「硬さ」が影を潜めるような軟らかさですね 特殊素材系に粘着ラバーは硬くなりすぎるケースが多いですが、この組合せに関してはレアケースですね

弾性 6.5

已打底効果が高く、弾性を大きく向上させたラバーに弾性の良いラケットの組合せなので弾みは良好ですが、前述した通り非常にソフトで食い込む為、コントロールがしやすいですね 弾道は非常に弧線が強く、弾性のある硬質な特殊素材系に多い直線的な弾道にはならないですね 軽い打球でも食い込み、スピードが出せる点が特徴です 強い打球の際は潰れすぎてかえってスピードが出ないので、一撃で打ち抜くようなプレースタイルには適さない印象ですね

球持ち 3

ラバーの特性と已打底効果が大きく影響している為、ボールの持ち方は非常に良いですね アリレートカーボンを感じさせない食い込み方は「特殊素材を使っている」という感覚を忘れさせます ボールの持ち方が非常に長く、回転はかけやすいですが、回転性能は高くないのであくまで「かけやすい」感覚がある という印象ですね(実験報告※TAICHI SOFT 已打底 参照) 球持ちは抜群といえます 軽い力でも食い込ませる事が可能ですが、同時にネックとなりうる軟らかさ ともいえます そして「已打底」を採用している事により「重量」が増してしまう為、バック用として扱うことが難しくなる点も残念ですね

総評 5

プレースタイルにより評価が分かれる組合せですが、ピッチ重視であればもう少し高めですかね フォア用としては向いていませんが、軽いタッチで食い込む点や粘着ラバー+特殊素材系という組合せにしては柔らかい事、弾性が良い事等グッドな点も多いです ネックとなるのは特徴的な「軟らかさ」これは強い打球の際に食い込みが強くなりすぎてしまうので、ここがやはり気になる点ですね ある程度硬さはあるラケットを使用しても「軟らか過ぎる」ので、好みが大きく分かれてしまう印象です 前陣で早い打点で打つ時にも小さい力で食い込ませる事が出来るので、前陣でのプレー向け といった印象ですね 安定+スピード といった組合せです

アリ? ナシ ? 実験者感想

うーん これは「ナシ」ですかね やはりハードヒットの際にかなり潰れてしまうので、フォアでは厳しかったです かなり遅れて飛び出してくる上に強すぎる食い込みが打ちづらさを感じましたね 打つ分には気持ちよく飛ばせるんですが、実践的に使用するのであれば「バック用」ですね 軟らかさと飛びの良さがバック用としてはグッドです ただし「重量」があるので、バックに貼るのは難しいんですよねえ・・・ 重量面がペンではかなり厳しくなりますね 重量の関係上、今回はシェークでバック面を「2.0mm」にして使用しましたが、バランス面で偏りが出てましたね  バランス面での調整は必要ですね