用具検証
「BLAST」 × 「AQUA BRADE M」

スピード系表ソフトのような変化系表ソフト「BLAST」と打球感が柔らかく球離れの早いラケット「アクアブレード」の形状が小ぶりなバージョン「M型」との組み合わせを検証・数値化

 

 

打球感 6~6.5

中国製表ソフトとしては平均的な硬さではありますね(729等は除く) 打球感としてはテンション系の様な食い込みは皆無です テンション表となっていますが、日本製やドイツ製のテンション表とは打球感に大きな差異がありますね ラケットの組み合わせにより打球感が修正されていますが、硬質な木材ラケットや特殊素材には合わせづらいラバーといえます 独特のクセが強いラバーで打ちづらさがありますが、アクアブレードの球離れとラケットの程よい硬さでバランスを整えている組み合わせですね

 

弾性 4.5~5

テンション表ですが厚さが「2.1mm」という事と強い弾みをそこまで持たないラバー そしてラケットの弾みが程ほどに良いタイプなので、弾みに関してはもう少し弾んでも良い印象ですね ラバーが劣化してくると極端に弾みが落ちてくるので特にここが気になる所でした 弾道や球質は表ソフトそのものでクセの強い球質なので、表ソフトの良さを十分に発揮できます ラバーの厚さと弾性を考慮するとバック用の方が向いている印象ですね すべりが強いので、バックでのドライブは相当困難ですが、回転のかかったボールに対しての変化性能が抜群なので、変化を活かす方に重点を置くと良いです アクアブレードは「α」がシェークとして再登場しているので(板厚は6.5mm)バック表で使用する場合は「α」となりますね 弾みすぎると変化を出せてもボールが安定しないので、弾み過ぎないラケットを選ぶとラバーの特性が活かしやすいです そういった意味ではこの組み合わせは丁度良いバランスをもっていますね

 

球持ち 6.5

これは球離れはラケットが良いアクアブレードによってだいぶ助けられている印象ですね ラバーの弾性はテンションにしては抑え目で飛距離もそれ程でないラバーですが、アクアブレードの弾きが少しだけ飛距離をアップしています  強い打球にも潰れすぎない硬さはあります 食い込まずに飛び出していくので球もちとしては良い方ではないですが、これは一般的な中国製表ソフトとしては珍しくない硬さですかね 非テンションの中国表と比較すると若干ソフトにはなっています

 

総評 4

「万人受けでない」ので、総評としてはこんな感じですね ラバーは表ソフトの中でもかなり難しい部類に入ります 特に最新のテンション表と比較するとお世辞にも「使いやすい」とはいえないスペックで、最大の違いは「擦る事が難しい」につきます なのでドライブやツッツキ・サーブ等「回転をかける」という事を難しくしてしまっているので、たとえアクアブレードの打球感や弾きの良さがあったとしても、全体的なバランスとしては「よろしくない」という事ですね 多少回転のかけやすさがあればまた違ってくるんですけどねえ 半粒としてのバランスであれば「563」や「アタック8」の方が回転もかけることが可能なので、組み合わせがしやすいです このラバーを「あえて選ぶ」とすれば、やはり「変化性能」でしょうね ドライブが犠牲となりますが、相当大きな変化幅は魅力です 単体での使用は難しいラバーなので、異質での使用を前提となります 今回の組み合わせ自体としては「良かった」と言えます ブロックや強打の時にオーバーをする事が少ないことは特に大きな要因ですね 相性としては良好ですが、若干弾性不足でした

 

アリ? ナシ? 実験者感想

これはちょっと判断が難しいですが、変化を取るなら「アリ」ですかね ただペンの場合はそれだけではいきませんからねえ 表ソフトとしてのバランスを見ると「ナシ」ですかね 完全に異質ユーザー用のラバーですので、裏ソフトとの組み合わせが必須です 特にペンの場合はシェークと違って「回す」という一手間が加わるので、前陣での頻繁な反転は局面によっては難しいですからね  打っていくには弾みが足りないので、軽・中打での距離感が掴みにくい事がネックでした もう少し弾みと飛距離が欲しいですね 2.2mm又は2.1mm+已打底であれば、もう少し距離が稼げそうです 已打底の場合は効果の問題があるので、2.2mmの方が良いでしょう 中国表としての変化幅や打球感は好みでしたが、やはり回転性能が厳しすぎますね このラバーに回転性能が加われば、使いたいラバーではありましたね