用具検証
「キョウヒョウ3 42度」+補助剤(雷電)×「EBENHOLZ NCT Ⅶ」

粘着ラバーとして高い性能を誇る「キョウヒョウ3」の普及版に補助剤「雷電」を塗布した物と黒檀を使用したスウェーデン製ラケット「EBENHOLZ NCT Ⅶ」の組み合わせを検証・数値化

 

 

打球感 4.5(補助剤効果による)

エバンホルツ+粘着ラバーという相性は一般的には硬くなってしまい扱いが難しい組み合わせですが、補助剤を塗布した場合との組み合わせは若干ソフトになり、扱いやすくなります 打球時にグイッとボールを掴まえる感覚が良く手に伝わりますね 使用している硬度が「42度」という、紅双喜社が市販しているラバーの中では最も硬い硬度ですが、この硬度が少なくとも「-2度」になる程軟らかくなっている印象です 相当ラバーを軟らかくするので、硬いラケットとの組み合わせも容易になっていますね

 

弾性 9.5(補助剤効果による)

市販用+非テンションの強粘着ラバーはラケット次第ではある程度の弾性は確保できますが、全体的に弾性不足名ものが多いのが一般的です ですが「補助剤」を塗布する事により、弾性を上げる事ができます 特殊素材+テンションという、主流の組み合わせと互角以上の弾性を確保できる為、粘着ラバーの弱点とも言える「弾性」はこれでほぼ解決できるといってもいいですね 今回使用した補助剤「雷電」は先行している他社メーカーの物よりも明らかに弾むので、特に弾性の上昇幅が大きく、弾みが強くなっている印象です 更にラケットが木材の中では弾みの良いラケットである為、木材ラケット+非テンション粘着ラバーとしてはありえない弾性を獲得しています

 

球持ち 3.5(補助剤効果による)

42度という硬度は中国ラバーの中でも相当硬いのであまり一般的ではないですが、そのラバーを食い込ませる事が出来るまで軟らかくする「雷電」の効果が絶大であるという事がわかります ラケットが硬質でありながらしなるラケットでもあるので、更にボールを掴み飛ばせる組み合わせです と、同時に球持ちは確かにあるんですが、この後の飛び出し方が非常に早いので「食い込みのフィーリングをそれ程長い時間味わえない」 といった所がこの組み合わせの難しいところですね 硬いラバーが簡単に食い込む様になるまでは本当に素晴らしいんですけどねえ 弾性が飛躍的に向上した代償として、回転をかける難しさがありますね 掴んだ後の飛び出し方が球離れの早いテンションラバーと同等 もしくはそれ以上に感じます 粘着ラバーを擦る事が難しく感じてしまう程ですね

 

総評 7.5

市販用の弾みの弱い非テンション粘着ラバーが全く別次元の性能となるので、この時点で粘着ラバーの弱点は克服してしまっています 更にラケットが木材ラケットの中では高い弾性を誇るので「非テンション粘着ラバー+木材ラケット」というのは当てはまらない性能ですね 球威・スピード・飛距離 どれをとっても死角がなくなります 回転性能も上昇 といいたい所ですが、性能をフルに発揮するには暴走に近いスペックになるこの組み合わせを使いこなす必要がありますね 重量が補助剤の塗布により上昇する為、相当な重さになります 振り回せるだけのスイングスピードが無いと、用具に振り回されるだけとなってしまうので使いこなす以前の問題となってしまいますね 回転をかける事が難しくなるレベルまで弾みが引き上げられます 補助剤の影響が大きく出ていました ラケットがエバンホルツⅦでなければもう少し弾みが抑えられます  扱いが非常に難しい組み合わせですね

 

アリ? ナシ? 実験者感想

性能だけで言えば「アリ」ですが、この用具を使いこなすには打ち方を替えたりと様々な事を行う必要がありますね 小さなスイングで強烈なボールが生み出せる様はグルー時代そのものです ですがそれは現在ルール上「NG」となっているので、そこまで行う事はありません テンションラバーの様な飛び方とも違うので、補助剤加工によるうち方の変更等は行わない方が懸命ですね 省・国でもない市販用の非テンション粘着が恐ろしいレベルで変貌するのを身をもって体感しました  補助剤効果としては特に高いです そして弾みが強いラケットと組み合わせています 更に重量も加わるのでその扱いはかなり大変でしたね 使ってよいのであればラケットは変更して使用します 重ねてですが「現在はNG」なので、検証の為に使用していますので、ご質問等にはお答えできません ご理解の程よろしくお願いいたします