ベストセラー中国式を再設計 「ニッタク ルーティス C」

かつて同社から発売されていた軽量+カーボンという特徴を持った「CP-548」をベースに特殊素材を「G-カーボン」に変更する等の再設計をしているラケット「RUTIS」(ルーティス)です CP-548の特徴はそのままに現代卓球に適応したラケットとなっています

ルーティスC (1)  ルーティスC (2)

ブレードのサイズはメーカー表記で「237×150mm」 グリップは「80×21mm」です 前作「CP-548」同様にグリップが非常に細く手が大きいと握りづらさがある程で、見た目以上に極細に感じます グリップの形状もややFLっぽさが特徴ですね 板厚が「5.5mm」と薄く軽量な事もあって、両面に厚いラバーを貼っても振り切れるラケットです 後はかなり丸いブレード形状が特徴的ですね

ルーティスC (3)  ルーティスC (4)

ルーティスC (5)  ルーティスC

合板構成は「3枚+Gカーボン2枚」となっています G-カーボンの効果で薄めのラケットですが弾みが良く、硬質な打球感です その為、薄いラケットながら弾きやすく、薄いラケットではあまり好まれない「表ソフト」との相性が比較的良いですね 打球感は素材感が強いですが極端な硬さがないので、カーボンの打球感で弾みをコントロールしたい場合等に向いている印象です 軽量なラケットではコントロール重視になり弾性が落ちてしまう事もありますがこのラケットでは薄さの割に弾みが十分確保できています 加えて特殊素材系の硬さがありながら、回転がかけ易いのでメーカーが謳っている「弾みとしなり」がバランス良く設計されているので、弾みを確保しながらもドライブを打球する際にしっかりと回転をかけることが出来るラケットです 弾みはメーカー表記で「ミッドファースト」となっています

ベースとなっている「CP-548」の特徴の一つでもある「軽さ」これはルーティスCにもしっかりと受け継がれています メーカー平均が「75±g」ですから、バルサ材と組み合わせたラケットを除く特殊素材系ラケットの中では特に軽量に仕上がっているラケットです ラバー貼付後の重量バランスに影響しそうな極細グリップと丸いブレードの独特な形状ですが、貼付後のバランスはそれ程気にはならない印象でしたね グリップが細いので、ここはかなり好みが分かれそうですが「重量が先端過ぎる・手前過ぎる」 という様な極端なバランスでは無かったですね

CP-548を上手くスペックアップしたラケットで、カーボンラケットらしい打球感を残しながら、使いやすくしている印象のラケットですね 硬質で弾みの良さがありますが、ガチガチの弾むカーボンラケットと比べて弾みすぎず、カーボン独特の球離れが早過ぎない為、回転のかけやすさがあります 打球後にいわゆる「棒球」になりにくいカーボンラケットでこれは大きな特徴ですね  特殊素材らしさがありながら、弾みや回転のかけやすさをバランスよく調整している印象です 欲を言えばもう少し飛距離が欲しいですね

バランスタイプの特殊素材ラケットですが、非テンションでは弾性不足ですね 相性を考えるとテンション系等のラバーで弾性のバランスをとる必要があります 特に打感に素材の特性が強く出るので、好みの分かれる打球感ですが、一般的なカーボンラケットと比較してラケットの弾みを抑えているのでラバーでの調整が容易です が 非テンション系の硬い粘着ラバーは素材感の強いラケットの為、相性的には好みが特に分かれます 粘着を使用する場合はスポンジに弾力があり、一定の弾性を備えている「NEO」の様なラバーの方があわせやすいですね テンション系の場合は木材以上~アウター特殊素材未満の弾みを求める場合にお勧めですね 軽量な為、両面重いラバーを貼っても振り切れる重量で抑えられることはかなり大きな要素です  トップ選手の使用実績や価格帯を考えると手に取りやすいラケットです グリップに特徴があり慣れが必要ですが、ここ以外は性能が良いグッドなラケットでしたね