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パッケージ&名前のインパクト大 性能は優秀
「ヤサカ ザ・オモテ」 中

90年代後半頃まではラインナップされていたヤサカ社の表ソフト「THE・OMOTE」(ザ・オモテ)です 当時は「スペクトル」「スピンピップス」等の表ソフトが多数を占めていましたが、低価格と打ちやすさ・回転のかけやすさが秀逸でした ですが性能以上に印象が残っているのは名前と派手なパッケージですね

ザ・オモテ (3)  ザ・オモテ

当時としてはかなり目立つパッケージデザインですね 黒をベースにキラキラとしたものが配置されています 年代によっては「某アイスクリーム」のパッケージの様だ というとピンと来られる方も多いのではないでしょうか 当時のヤサカ社はSTIGAを始め様々な海外メーカーの代理店を勤めていた為、同社の誇る「マークV」以外はあまり印象がなかったですね

ザ・オモテ (1)  ザ・オモテ (2)

粒の配列は縦目です 粒はそれ程大きくないですね 中太という感じでしょうか 布目があまりなく若干滑りますが、当時のスピード系の代表格である「スペクトル」と比較すると、こちらの方が滑りは少なく使いやすい印象でしたね スポンジも程よく弾力があるので、打ちやすかったラバーですね 滑りが軽減されているので、回転のかけやすさも特徴です 突出したスペックではないですが、どの技術もそつなくこなせるので、穴が少ないラバーでしたね

球離れはスピード系の設計ですが適度な早さでコントロールしやすく、使いやすさ+バランスタイプなラバーでしたねえ 38mm時では無類の強さを誇った重たいナックルは流石に出ませんでしたが、この「ザ・オモテ」もなかなかに綺麗なナックルボールが出ます こちらの方が滑りが少ないので、サーブ・台上等はやりやすかったですね この頃の日本製スピード系はやはり「スペクトル」が一番激しい変化性能を持っていました

グルー使用前提の時代だったので、グルー時の打球感を記憶を辿りながら書いていくと、スペクトルよりかなり掴んで飛ばす事が出来たラバーですね 打球感はかなり良くなった記憶があります グルーを使う事により弾性が良くなる上に安定するので、グルー時におけるナックルの重さと鋭い直線弾道のスペクトルに対して、総合的なバランスが優れていた印象です 使用しているのを殆ど見かける事がありませんでしたが、良いラバーでしたね

当時の表ソフトの中ではかなり地味なラバーでしたが、性能自体は優秀でした 突出した「特徴」はありませんでしたが、スピード・回転性能のバランスが良かった印象が強いですね もう少しナックルにパンチがあると乗り換えていたかな というラバーでした 特にグルー時の打球感が良かったですからねえ スペクトルの方がスピードや飛距離、クセのある弾道等優れており流石に譲ってはしまいますが、ザ・オモテの安定性や回転性能はスペクトルに無い安心感がありましたね 廃盤になってしまい、かなり年数が経過しましたが「名前」のインパクトは未だに強烈ですね

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