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名作単板反転バージョン
「DARKER J・SPEED15 反転式」 角型

1960年代に登場し、世界チャンピオンを多数輩出した不朽の名板「SPEED15」に若干の仕様変更を施した「反転式」バージョンです 非常に優れた仕上げと性能 そして「DARKER」の代名詞ともえいる「スピード加工」を施し、反転式ラケットの中では抜群の弾みを誇るラケットとなっています

J スピード15反転式   J スピード15反転式 (2)

 

DARKERの角型は他社の角型に比べて特に細長い形状で、シャープな印象を受けますね ブレードサイズは全長が「255×132mm」 内、グリップサイズが「92×16mm」となっています 板厚は一般的な日本式単板に多い「9mm」を少し薄くした「8.5mm」で、これによりラケットの軽量化が図られています

 

J スピード15反転式 (3)   J スピード15反転式 (1)
J スピード15反転式 (4)   J スピード15反転式 (5)

 

グリップが細いのでにぎりやすく手にフィットしますが、手が大きい方は指を深く差し込むような握り方は不向きですね 重量がかなり軽いので両面にラバーを貼っても重すぎることはないんですが、日本式は先端に重心が寄る為、数値以上に重量を感じることがあるかもしれません 軽量ラケットにありがちな打球感の軽さが無く、単板ラケット独特のソフトな打球感はしっかりと手に伝わります 単板の板厚を薄くした際の「弾性不足」も感じられません スピード加工の影響で球離れが格段に良くなっています 通常の檜単板と比較すると球離れの速さは顕著です 「檜独特の打球感」と「速い球離れ」という一見すると相反しそうな感覚がこのラケットでは同時に備わっています

打球面が日本式の中でも特に細いので、スィートスポットが狭く感じますが、ヘッドが回しやすく綺麗に当てた時の飛びは他社の厚めの単板をも凌駕するような弾性を誇るラケットですねえ 飛び出しがかなり早いので、ラバー次第ではボールが暴れます 球離れの速いラバーでは制御が相当難しいですね ドライブの伸びが圧倒的に違います 飛び出しが早いので強打系の技術がやりやすく、硬めのラバーを使用して「強打主体のプレー」というのもこのラケットの特徴が活きる印象ですね 檜単板の球持ちが薄いので、弾くプレーのやりやすさは特徴的でした 球離れの影響で球質が直線的になりやすいので、弧線を重視する場合はスポンジが柔らかめの物等で球離れとのバランスを取とると檜のソフトな打球感とスポンジの食い込みで回転がかけやすくなり、弧線が出しやすくなります

ブレードがとにかく細いので、裏面を行う際にはかなり空振りが増えました(^^ゞ 日本式は中国式とは当てる位置が大きく異なるので、慣れが必要ですね 特に細いので難しく感じます 打っていると強い弾みに驚かされますが、台上の様な細かなことを行う際には止まってくれるのは意外でした 力を加えると反応が良いので、力加減の調整がこのラケットをうまく使いこなすコツですかね 一般的な檜単板のように「吸い付いてくれない」ので、手元でコントロールする事が難しくなっています

スピードシリーズのベースである「15」の板厚を薄くしてもよく弾むため、このシリーズの性能には驚かされます ラバーを薄くしてもスピードが落ちることが無いので、軽量化が測れることも大きいですね(ラケット自体も軽いですが) 特厚クラスであれば下がってもボールが失速しないので、ペンドラのフットワークを活かした下がり目のダイナミックなラリーも可能です 飛びが良いので、前で使う際はかなりコントロールが難しくなりますが、初速の速さとシャープな球質は「ソフトで球持ちがよい」とされている一般的な単板とは完全に一線を画しています 一般的に反転式は「異質攻撃型」に好まれる傾向ですが、弾性の強さがブロック性能を無視している為、粒高などは不向きと言えます ブロックを主体にする場合はほかのラケットをおすすめします 使うのであればガチガチの「アンチ」の方がラバー自体が弾まない為、ラケットの弾みが抑えられ、コントロールがしやすくなります

不朽の名作は21世紀になっても色あせていませんね 日本式単板の中でも最高クラスの品質と性能を誇っているラケットです いい香りもしますし、打っていて気持ちが良い事が一番いいですねえ 檜単板は高騰化しており、使いづらい状況になってきていますが、抜群のスピードと打球感は魅力ですね

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