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不規則ながらも弾みが向上「GLOBE 889-2 ブルースポンジ」

オリンピック金メダリストが使用する等、実績面では十分なメーカー「GLOBE」ですが、近年では新製品も少なく、メーカーの存在感がかなり薄れている印層があります 889も「陳龍燦」元代表の使用用具として知られてはいますが、現在の889は当時のものとは全く違うスペックになっていますね この「889-2」のブルースポンジバージョンは「999」にも採用されていたブルースポンジと同タイプのようです

889-2BS (1)  889-2BS (2)  889-2BS

新しいタイプの889が「縦目」で、889-2は「横目」となっていました シートは「889-2」なので、横目の配列です 粒が密集し太目で布目が強いので、回転性能に優れる設計となっていますね そして特徴的な青いスポンジですが、紅双喜社の物と比べると少し硬く感じますね 食い込みはありますが、こちらの方がやや少なく感じます その為、打球感が少し硬めで弾きの良い印象でしたが、少しだけ食い込みがあるのがこのスポンジの特徴でした

タイトルにも書いていますが、このラバーで一番悩まされた事として「弾みの不規則性」ですかね 同じ様に打球しても距離や飛び方が替わるので、最後まで悩まされ続けました 反発力はそれ程強くなく「非テンション系の中では弾みは良好」 といった印象で、しっかり振るとスピードは良く出るラバーです 弾道も直線的でクセの強い球になるので、中国表の特長を出しながら、弾みが向上している印象でしたね 強めに弾かないと飛びませんが、スピード性能はまずまず良い印象を受けました 球質が結構クセがあるので、変化の質はかなり良いラバーです

ですがあくまで「非テンションの中国ラバーにしては」と言う事を付け加えておきます 弾みは非テンション全体で見るとかなり抑えてあるので、かなり強く弾いて前述の性能にようやく追いついてくる印象ですね 飛距離がでないので、かなりネットインが多くなりました 軽・中打の際の距離が出ず、通常の打球以上に強く弾く必要があります 軽い打球に対してスポンジの反応がそれ程良くないですね 食い込みが少しあり、食い込みすぎて弾きづらいということはないですが、飛び出していかないスポンジです もう少し飛び出しがあると変化と飛距離のバランスが良くなるラバーしたねえ 回転性能は非常に高く、布目の強い粒で擦りやすいですね これは旧889に通じる物がありました 時折滑るような感じもありますが、非常に良い変化が出るので、その代償としては仕方のない部分ですね 中国表特有の「クセ球」が良く出ます

729社製の表ソフトに比べるとクセが強く「中国表らしさ」が強いですね 反対に「紅双喜」の硬いスポンジのラバー(651等)と比較すると少し食い込みがあるので弾きやすく、打ちやすく感じます クセと回転の両方を備えたかつての「889」に一番近い印象を受けますね 旧889はもう少しスポンジが硬かったですが、回転のかけやすさは特に似ています 変則的なボールが非常に良く出るため、やりづらさに関してはさすが「中国表」と言う印象ですね 強力なナックルがよく出るので、ブロック・ショートのミスはかなり高くなります 意図しない変化がよく出ることも大きな要因ですね ここまでクセのある球が出る中国表はここ最近では珍しいです

ブルースポンジという特徴的なスポンジが希少性を高めていますが、スペック的には従来の中国表に若干弾みをプラスした表ソフトでした カチカチの中国スポンジではない為、弾きやすくはなっていますね ただ、スポンジ本来の「反発力」が弱い為、飛ばすには力が要るラバーでした タイミングやピッチで弾くには飛距離がもう少し欲しい印象でしたね 強打した際のスピードは非テンション中国表の中では高い性能を誇っています スピードは出しづらいですが、「回転」と「変化」の性能が非常に高く、昔の中国表本来の性能や特徴を色濃く残しているラバーではありますね クセの強さはここ最近ではあまりみられないほどでした 近年の表ソフトには無い特徴を数多く備えた ブルースポンジの表ソフトです

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